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       1961年第4回クラブマンレース(ジョンソン基地)ー2

250ccクラス

20周 64.1Km

折懸六三(ドリーム CB-72)優勝(平均時速107.12km/h)
望月泰志,流星のひらめき,宇野順一郎,片山義美予想外の力走


 7月22日125ccの予選が終り,1時36分から3台のサイドカーと1936年のべロセット350cc林崇(凡凡苦楽部)旧車がパレードした。その間,観衆は昼食をとる。

250cc予選

 第1組は2時6分に,そのスタート旗がおりた。多くの選手がまだ車を押している時,次の5車がとびだした。望月泰志(ヤマハ)松内弘之(コレダ)宇野順一郎(ドリーム)堀越正一(ドリーム)伊東韶夫(ヤマハ)の5人である。
 1周目,トップがきた。すごく速い,ぴったり伏せたライダーの顔はみえないが,車番15は望月泰志だ。すごく速い。1周目で2位を100mも離している。2位は船橋ホンダチャンピオンの堀越正一だ。彼はCR-71に乗っている。3番目は横須賀ナイトスの伊東韶夫,4番は東京クレージライダースの岡野正雄(ヤマハ)である。岡野のスクランブルは数度みているが,彼がこんな上位を走るのをみるのは初めてだ。うまい,そして速い。5番は和歌山のツーリストトロフィの硯禎章(ドリーム),6番はジェントルモーターサイクリストの市川治夫(ドリーム)が,そして7番はコレダのスーパーツーリングだ。ライダーは城北ライダースの学生ライダーの松内弘之。次はパリラ,東京サイクロンの矢矧富治,彼のパリラは175ccではない,250ccだ。これで8位までの顔はそろった。当然予想されたいい顔ぶれだ。しかし城北ライダースの久保和夫はどうしたか。彼は−−いまきた。12番目だ。車の方が彼のファイトとテクニックについてこないようだ。「チキショウ」と,きつと彼は車の上で怒鳴っているにちがいない。
 2周目,望月はトップ,彼のヤマハは全開,ますます快調,2位堀越との差はもう200mくらい開いている。3位に岡野のヤマハが上つてきた。4位はヤマハの伊東,5番もドリームの硯。期待通り,このレースはヤマハ対ドリームの血斗となるか,そうなるらしい。しかし,望月はあんなに速く走つてあと13周も車がもつのか。彼は勝負運の強い男ではない。観るものの唯一の気がかりは,望月のヤマハはこのまま走りきるかどうか,ということだ。
 3周日,望月のヤマハは堀越のCR-71を300mもはなして,直線の果てに消え去つた。堀越は右手でキャプレター周辺を調整しながら走つている。岡野の3位は変らない。久保和夫はピットに寄った。50秒ロスして再スタート。
 4周目,トップ望月は2位との差を400mくらい離し,この直線で1周遅れの川口誠之助パリラをぬく。2位から8位まで,この間に周遅れ2人をはさみ,10車が一群となって通過。
 7周目,いまトップ望月と2位堀越の間には3人の周遅れが入っている,岡野のヤマハは3位をゆずらない。4位は大阪のレンシュポルツの宇野順一郎(ドリーム),5位はスピードチャレンジャの浪川英雄(ドリーム)コレダがピットに入つた,久保和夫だ。ヘルメットを脱いだ,やめるらしい。
 8周目,望月は4分の1周ぬいてトップ.。松内最後尾で不調車にむちうちがんばっている。
 9周目、望月は,この直線1.2km先を走っている。彼のヤマハの音が消えてなくなってから,2位の堀越が直線に姿を現わすのだ。いや姿を現わしたのはヤマハだ。岡野だ。松
内のコレダスーパーツーリングは直線に入った所で突然心臓麻痺を起して,エンジンは死んだ。
 10周目,トップ望月が第2ヘアピンで,すばっと転倒,車が立ち直らないうちにグリップを開け,それで後輪がスピンしたもよう。しかし,すぐに走り出した。2番には宇野が上り,3位は堀越,4位は岡野がいる。
 11周目,3位に浪川が上がった。パリラの矢矧は直線で足をぶらぶらさせ路面の上を引ずっている。どうしてあんなことをしているのだろう。
 17周目,トップ望月はいまゴール地点を通過、バックストレッチの第3コーナーあたりを4位の岡野が,堀越を50mほどはなして走っている。その堀越から100mおくれて6位の硯が,また100mおくれて伊東がバックストレッチをとぶように追っている。
 18周目,滑走略の黄色,センターラインの上をタンクに体を密着させた望月が,きれいなフォームで,−−或る人はこれをグランプリスタイルともいうスタイルで−−相変らず快調の全開音を残して通過。
 19周目,望月は顔を上げて通過,三つの音叉円の中に書いてあるヤマハのヘルメットマークがちょっとマッキンタイヤのそれを想わせた。
 20周目,望月泰志のヤマハは64.1kmを全開で走り終え,ゴールした。続いて周遅れの西村浩一(ヤマハ)が,そして2位の宇野順一郎が,浪川英雄を引っばってチェッカーフラグに迎えられた。4位の前には2人の周遅れが割りこみ,岡野正雄のヤマハは帰って来た。堀越正一は5位,6位は硯禎章,7位は伊東韶夫,ここまでが20周の完走者で,予選通過の8位は1周遅れの西村浩一となった。パリラの矢矧は15周目7位だったが,16周目,後輪がパンクして脱落した。その前に彼のパリラはオイルパイプが破れ,オイルが靴に伝わりべ卜べトになった。足を地面でこすっていたのは,靴の底についたオイルをとるためだったのである。このレースは予選とも思えぬ激しいものがあった。望月泰志の独走,宇野順一郎,岡野正雄,浪川英雄,堀越正一の力走,とにかくいい顔ぶれだった。

 第2組は1組のゴール10分後,2時55分にスタートとした。まず城北ライダースの田中明(コレダ)からエンジンがかかりはじめ,神楽坂MCの広部恵一(ヤマハ)ポール・D.シェリク(ヤマハ)等がぞくぞくととびだす。
 1周目,シェリクがトップできた。2番は室町明(ドリーム)3番目に本命折懸六三(ドリーム)がいる。4番は王将MCの大山盛遠(ヤマハ),5番は大阪のレンシュポルツの山口憲夫(ドリーム),6番マッハエキスプレスの深瀬卓三(ドリーム)7番川崎トーターズの亀田久(ヤマハ)8番比叡ツーリングの酒井幸雄(ヤマハ)。
 2周目、折懸がトップに、3周目,彼は2位との差を100mあける。この周の2位は田中明のコレダ,3位は山口憲夫。
 4周目、折懸と2位に上った室町の間には早くも周遅れの村松英樹(ヤマハ)がはさまれる。
 5周目,折懸は右手でキャブレターを.調整しながらトップ,
 6周目,折懸は2位を150m離し,2位室町は100m周遅れの斉藤太美雄(ドリーム)を離している。
 7周目,亀田久は脱落,9周目、小池松(ドリーム)ピット寄り。
 10周目,田中明ゴグルを投げすてる。
 11周目,折懸のトップは変らない。そしてその100mのリードも変らない。2番目に周遅れの鏡環(ドリーム)が入り50mおくれて2位に室町が,そして半分フライングに近い姿勢の小池松(ドリーム)が周遅れで走り去る。3位は山口。
 13周目,酒井(ヤマハ)がきたが,これは12周目だ。次にきたのは室町,続いて折懸,とみる間にこの2人の順位は,いれちがい折懸がトップになった。
 15周目,城 北ライダースの田中は12番目に走り去ったが、周遅れ車を 差引くと7位というこになる。しかし,彼の車は最初の時の速度はない。明らかに馬力がおちている。それでも田中は頑張っている。
 16周目、折懸は150m室町をリード,2位と3位との間には3人の周遅れがいる。3位山口は懸命に追っているの が,その動作から感じられる。4,5位の阿久津孝昌(ドリーム)と高橋義雄(ドリーム)は直線で激しいせり合い。田中明はこの周ピット寄り。そしてレースを放棄した。これで城北ライダースは250ccすべてがスリーアウトとなった。
 あと1周という19周目,1位折懸と2位室町,周遅れの高杉正義(ドリーム)がせり合って直線コースに入ってきた。そして彼らの4サイクル音が消え去る頃、1kmくらいもおくれて3位の山口,1周遅れの酒井,4位の阿久津がそれぞれ50mおきにやってくる。さあ,ゴールには,誰がアクマでくるか,
 20周目,きたのは折懸六三だ。70mくらいおくれて室町明が2位,100mおくれて高杉正雄(1周遅れ)、3周遅れの村松,3位の山口憲夫,そして,最後まで戦いつづける4位阿久津孝昌と周遅れの酒井幸雄、鏡環がゴールインした。3時32分だった。陽照りは強く暑いと書くより,熱いと書く方がふさわしい。しかし風がでてきた。

 3時34分,250cc予選第3組は出た。菊田明男(ヤマハ)が,そして高田末広(ヤマハ)藤井一(ドリーム)沢部英喜(ヤマハ)が素早くとびだした。東京ビーグルの高岡恭之(ドリーム)と東京サイクロンの市原邦夫(ドリーム)はエンジンがかからない。押している。暑そうだ。市原はかかった。でた。高岡は押して歩いている。1分たって高岡はやっとでた。
 1周目のトップがもうやってきた。速い,もうれつに速い。そしてもうれつに追われている。トップは高田,2番は神戸木の実の片山義美(ドリーム)だ。3番東京サイクロンの藤井,4番沢部,5番伊能祥光(ドリーム)、6番森義彦(ドリーム)。
 2周目,片山がトップ,すぐ後を高田が懸命に追っている。それは追っているという感じの走り方だ。3位は200mおくれて藤井、高岡はピットに寄りすぐ出た。
 3周目,片山は高田を100mはなした。高田何んとか食いさがろうとしている。藤井は3番,鈴木滋男(ドリーム)ももうれつに藤井を追っている。高岡またピット寄り、こんどは40秒ロスする。7番にいる市川勝夫(ドリーム)体で車をあおっての追いこみ。和歌山スリッカーズの赤津勝(ドリーム)とトニイ・ニクシア(ドリーム)とが8位をかけてのあらそい。山田恵与(ドリーム)はバラツイている。荒木正文(ヤマハ)もエンジン不調。
 8周目,片山は2人の周遅れを引率してやってきたが,2位との差は500m以上とある。藤井はなおも3位を守る。彼は直線に入ると,尻をぐいと後に引いて完全な伏身となる。エンジンは快調だ。沢部のヤマハも快調に8位を守る。高岡1分間のピット寄り,麻田悦司(大阪ウエスタンゲート ドリーム)もピットに入った。
 11周目,片山は約半周もリードした。周遅れ2人を前にして,高田快調に追っているが,その差はつまらない。荒木正文(ヤマハ)は片ハイらしい,非常におそい。
 14周以後になると周遅れがごちゃごちゃ入り混り,トップの片山以外は誰が何位を走っているのか全くわからない。
 20周目,片山がゴールした30秒後に菊田が入ってきた。次は市原、伊能とつづく。しかし,ゴールした13人のうち,20周走り終えたのはトップの片山と最後尾でゴールしたトニイ・ニシクアの2人である。この2人の間に1周から4周おくれが11人も入っているのだ。これだけで,片山がどれだけ速かったか。そして,他の選手がどれだけ遅かったかがわかる。1位は最初にゴールインした片山義美,2位は最後にゴールインしたニクシア、3位は1周遅れで4番に入った伊能祥光,4位は7番日の赤津勝,5位は9番目増田健次郎,6位は10番目の市川勝夫、7位は11番目の鈴木滋男,8位は2周遅れの市原邦夫となった。
 250cc予選第3組は5時23分に終了した。そして7月22日のレースは終った。

250cc決勝

 250cc決勝は7月23日の第3レースである。125cc、50cc決勝が終って,10時16分,予選通過した24車がスタートした。スタート旗がふり下されてから,ほんの少しの間,何も音もしなかった。もぞもぞとレーサー服の動くのがみえるばかり,しかし,それは良くなかった。堀越のCRがまず音をだし,岡野のヤマハが,そして伊能のCBがとび出した。もうみんな走り去ってしまった。このレースは望月ヤマハ対折懸ドリームの決戦となることは明らかだ。緻密な作戦と走法においては望月,ガムシャラなクソ度胸においては折懸,マシンのコンデションは予選の走り具合からみると望月が僅か有利とみたが,果たしてどうなるか。
 1周目,トップがきた。望月泰志か折懸六三か。いやちがった。車番52だ。それは誰だ。神戸木の実の片山義美だ。その後はヤマハの岡野正雄だ。その次のヤマハが望月泰志だ。4番が堀越正一,30mおくれて軽井沢の高橋義雄、比叡の酒井義雄の順,折懸六三は13番目だ。
 2周目、トップの片山は2番のヤマハ岡野を80mはなす。望月は岡野に50mほどおくれている。鈴木滋男ピットに入る。第3コーナーから第4コーナーまでのバックストレッチでヤマハトップに立つ。岡野がトップだ。
 3周目,岡野がトップ。2位争いの一群を100mはなして岡野ヤマハトップ。2位争いは堀越,望月,片山,宇野順一郎がしつように激しくレースを展開する。この一群を20m離れて折懸がじっとみつめている。折懸はもうここまで上ってきたのだ。岡野のトップは依然としで快調、バックストレッチでも100mの差は変らない。
 4周目,トップ岡野の100m後に大阪レンシュポルツの宇野が2位に上った。堀越は3番,折懸は望月をぬいて4番,5番望月。ここまで一群となって通過、増田建次郎,伊東韶夫,浪川英雄,市川勝夫,硯禎章,高橋義雄,室町明等がばらばらと続く。
 5周目,2位宇野はトップ岡野にその差をつめた。60mくらいか。3番堀越,4番折懸,望月は5番でエンジンがオカシイらしく,足元をみている。もうトップは第1コーナーを廻わる。しかしビリ2車はいま直線に顔を出したところだ。
 6周目,トップ岡野,2位宇野にせめられ、その差は10mと縮められる。折懸が堀越とせり合い3位に上った。次いでひとかたまりの車がきた。市川・浪川・硯,伊東,望月の一群だ。
 7周目,岡野は宇野との差をまた30mに開けた。宇野の40m後に折懸が,その20m後に堀越がいる。この堀越に150mおくれて市川,浪川,片山,硯・伊東,望月が第2群となって通過。
 8周目,第2ヘアピン前でブレーキをかけ忘れたようなつっこみで宇野が岡野より早くヘアピンを抜け出る。その差はわずか10mリードして宇野がトップ。岡野,折懸の順,望月ヤマハは相変らずバラバラいっている。
 9周目、トップ宇野の逃げ足は速く,2位岡野ヤマハは3位折懸にせめ寄られている。折懸と堀越の差は100m,堀越と片山の差も100m。
 10周目,折懸がピッチを上げた。トップ宇野に折懸は岡野をぬいて10mとせまり、岡野は折懸に10m離された。岡野の後には周遅れの酒井が100mおくれて,その酒井から30mおくれて4位の堀越も,それからまた周遅れを1人はさんで,200mほど離された市川が追う。11,12,13周とトップ陣の順位は変らない。
 14周目,望月がピットに入った。1分たった。トップ陣が15周目をまわってきた。望月は出ない。2分たった。望月はヘルメットをかぶったままレーサーに背を向けた。歩いてテントに向った。そしてテントに入った。9時45分。流れ星は地に落ち,その光は消えた。
 トップ陣はもう17周目だ。宇野トップ,15m後に折懸,7mに周遅れの山口,同じ周遅れがあと3車続いて,その4台目から200mも離れて岡野がなおも頑張っている。岡野のヤマハは最初のころよりは調子が落ちたのではないか。岡野は2台の周遅れに挑戦され,それから逃げている。
 18周の順位は変らずトップは宇野,そのすぐ後に周遅れの片山が,もうれつな勢いで,ほとんどぬきそうに迫り、そして本当にこの周の終りに宇野をぬいてしまった。それで片山は18周目に2度もこのコースを廻わったことになる。18周目の周回記録員の紙には,片山の車番52が,2位と21位に2度記入されている。これで片山は6周目にこなかった1周遅れをとりもどしたわけだが,これは驚嘆に価する速度だ。ラップタイムを計測していれば,彼が最高の記録を作ったに違いない。
 19周目,トップが変った,折懸だ。トップが折懸六三の車番40だ。宇野は10m後だ。宇野から30mおくれて周遅れの山口,それから200m後で2車がせり合っている。高杉(周遅れ)と3位の岡野だ。それからまた周遅れが3車続く。そしてこの周の最後尾トニイ・ニクシアのすぐ後にきたのは,やはり折懸だ。
 20周目,折懸六三はゴールインした。20mおくれて宇野順一郎が2位,100mおくれて周遅れの山口憲夫、また100mおくれて3位のヤマハ岡野正雄が戻ってきた。それからぞくぞくと64.1kmを走り終えた車が帰ってくる。最後の酒井幸雄のヤマハがゴールインした時,時計は10時54分を指していた。
 折懸六三の平均速度は107.12km/h新記録。前記録は1959年浅間の第2回全日本クラブマンレースでの北野元(ドリーム)103.8km/hである。

250cc 20周 64.1km.
順位 ライダー名 車名 クラブ名 タイム 平均時速
1 折懸六三 ドリ−ム ハイスピリッツ 35.54.2 107.12
2 宇野順一郎 ドリ−ム レンシュポルツ 35.59.4 106.86
3 岡野正雄 ヤマハ 東京クレージーライダース 36.28.4 105.45
4 堀越正一 ドリ−ム 船橋ホンダチャンピオン 36.43.5 104.72
5 市川勝夫 ドリ−ム エキスプレス 37.02.2 103.84
6 浪川英雄 ドリ−ム スピードチャレンジャー 37.12.0 103.39
7 増田健次郎 ドリ−ム 大阪レッドセブン 37.20.3 103.00
8 阿久津孝昌 ドリ−ム 東京ビーグル 37.20.4 103.00
9 硯 禎章 ドリ−ム ツーリストトロフィ 37.20.5 102.99
10 伊東韶夫 ヤマハ 横須賀ナイトス 37.30.0 102.56
11 片山義美 ドリ−ム 神戸木の実 37.38.0 102.20
12 高橋義雄 ドリ−ム 軽井沢ボルカノライダー 37.38.1 102.19
13 山口憲夫 ドリ−ム レンシュポルツ 1周オクレ
14 市原邦夫 ドリ−ム 東京サイクロン 1周オクレ
15 西村浩一 ヤマハ 東京レーシング 1周オクレ
16 大山盛遠 ヤマハ 王将MC 1周オクレ
17 赤津 勝 ドリ−ム 和歌山スリッカース 1周オクレ
18 酒井幸雄 コレダ 城北ライダース 1周オクレ
19 高杉正雄 ドリ−ム 東京クレージーライダース 2周オクレ
R トニイ・ニクシア ドリ−ム 千歳MC
R 室町 明 ドリ−ム チャンピオン
R 伊能祥光 ドリ−ム サマーヤング
R 鈴木滋男 ドリ−ム 船橋ホンダチャンピオン
R 望月泰志 ヤマハ ハイスピリッツ


350ccクラス

25周80.1km

新人片山義美(ドリームCB-72)優勝(平均時速)110.23km/h
ゴールイン11名,しかし完走者2名


 350ccは出場申込み数19名で不出場1車。ヤマハとドリームの他,べロセットバイパーが1車ある。スタート旗がおりたのは11時5分。250ccレースが終ってから10分くらいしかたっていない。掘越正一が,斉藤征修が,そして久野勇が,同じドリームCB-77でとびだした。この3人とも船橋ホンダチャンピオンのクラブ員である。べロセットはおそいスタート。熱海タイガーの新田貢(ドリーム),レンシュポルツの大沢ワ(ドリーム),ハイスピリッツの大竹徹(ヤマハ)はエンジンがかからない。1周目のトップ陣がもうきた。久野トップ続いて堀越,片山義美の順,30mおくれてペースメーカーズの久木留博久(ドリーム)が,そして斉藤征修,凡凡苦楽部の永井見良(ドリーム)と大阪レッドセブンの永田栄一(ドリーム)が一緒になってとばしてくる。オトボケライダースの宮崎清は早くもピット寄り。大竹はいまやっとスタート。2周目片山がトップ50mおくれて久野,20mで堀越,30mで久木留。新田はピット寄り。3周目,トップ4位までの順位は変らず。7周目,久木留は堀越をぬいて3位,9周目,久木留はまた久野をぬいて2位,しかしトップ片山と2位久木留の間には周遅れが3名はさまれる。10周目,その周遅れは4名となり,11周目には5名となる。そして11周目の完走者(11周走ったもの)は4人となり,6人が周遅れである。13周目,トップの片山は2位の久木留をどれだけ離しているのか計算もつかない。周遅れが5台も入っているからだ。べロセットは2周目に脱落していった。新田は4周目にピットに寄り,車を押し倒し,ヘルメットを地面にたたきつけて脱落していった。
 15周目,15周を廻ったのはトップの片山,4車の周遅れの後の2位久木留,3車の周遅れについで3位の久野の3人だけで,久野の後は1人の周遅れだけで,全部で11名である。16周目,もう車番16片山義美のトップ以外は何が何んだかさっぱり判らない。16片山をトップに来た順序に書いていくと、片山(1位)、100m掘越(4位)、1km田中、1km鳥羽、100m久木留(2位),大竹,斎藤の一群,永田これを追うl kmおくれて久野(3位)100m永井10m、片山(トップ)、10m P・アダムスとなり,レースは切れ目のないかけくらべとなった。
 18周目、あとで記録をみて判ったことだが,この時からまともの完走者(18周走ったもの)は1位の片山と2位の久木留だけである。その久木留とて22周目には1位との間に8名の周遅れにはばまれ,2位の久木留自身は1位の2人前であるにすぎない。2位が1位の2人前とはオカシな話だ。23周目、2位久木留と24周目1位片山との距離は周遅れ永井と永田をはさんで約300mだ。これは1周の距離から引かねば本当の差とはならない。3,200−300=2,900mとなり,1位と2位の差は2.9kmもあるのだ。そんなに片山は速い。
 25周目,11時50分、片山義美はゴールした。そして10番目にゴールインした久木留博久が2位となり,この2人だけが25周完走者となった。ゴールしたものは全部で11人,うち24周が3位の久野勇と4位の堀越正一,23周が5位の永田栄一と6位の斉藤征修,7位のD・Jアダムス,22周が丸井の8位と9位の鳥羽、21周が10位大竹と11位野沢の11名である。本レースを通じて尤もその差の大きかったレースであり,そして、新人片山義美がこの大会最高平均時速110.23kmを記録し,本誌最高スピード杯を獲得したレースでもあった。なおクラブマンとしての最高時速記録更新者として山輪杯(前年は吉田治の103.92km/h 501cc以上クラス)を得た。

350cc 25周 80.1km
順位 ライダー名 車名 クラブ名 タイム 平均時速
1 片山義美 ドリ−ム 神戸木の実 43.36.0 110.23
2 久木留博久 ドリ−ム ペースメーカース 44.11.0 108.77
3 久野 勇 ドリ−ム 船橋ホンダチャンピオン 1周オクレ
4 堀越正一 ドリ−ム 船橋ホンダチャンピオン 1周オクレ
5 永田栄一 ドリ−ム 大阪レッドセブン 2周オクレ
6 斉藤征修 ドリ−ム 船橋ホンダチャンピオン 2周オクレ
7 D・L・アダムス ドリ−ム 三沢ライダース 2周オクレ
8 永井見良 ドリ−ム 凡凡苦楽部 2周オクレ
9 鳥羽良蔵 ヤマハ ハイスピリッツ 2周オクレ
10 大竹 徹 ドリ−ム ハイスピリッツ 2周オクレ
11 野澤松男 ヤマハ ABCスピード 2周オクレ
R 新田 貢 ドリ−ム 熱海タイガーシャーブ
R 宮崎 清 ドリ−ム オトボケライダース
R 北原豪彦 ベロセット サンダーMC
R 大沢 ワ ドリ−ム レンシュポルツ
R J・W・カニングス ドリ−ム 横田MC
R 田中八郎 ドリ−ム ハイスピリッツ


500ccクラス

25周80.1 km

F.D.ボイヤーの金星
杉田和臣,塩崎和彦,望月泰志のベテラン落つ


 500ccはオールドファンにもなつかしい顔ぶれがそろっている。杉田和臣,田村三夫,望月泰志,塩崎和彦,吉田治などだ。杉田和臣はノートンのインターナショナル37年式(マンクスの前身といわれるべベルギヤとバーチカルシャフトによるohc)をもって登場した。前輪が松葉フォーク,後輪固定となっている。昨年宇都宮で伊藤史朗がのったohcのBMW−RSには,今年は大阪レンシュポルツの出橋弘干がのる。望月泰志もBMWにのる。サイクロンの吉田治のBSAゴールドスターは昨年伊藤史朗こよく喰い下った車として記憶に残っている。
 12時4分,スタート旗はおりたが何の音もしない。スタートラインには人と車が音もなく動いている。突然がソリンの爆発音がして横須賀ナイトスの広瀬実(BMW)がとび出し,オールジャパンGPの田村三夫(トライアンフ)神楽坂MC山岡恂(トライアンフ)ヨコタMCのボイヤーのゴールドスターがはじかれたようにとび出す。
 1周目,約100mおきに一列に並んでトップ陣がやってきた。ボイヤーがトップ,2番田村,3番広瀬,4番山岡 5番出橋,6番青木守男,7番吉田,8番塩崎,9番ブライトン、(BSA)10番真橋金造(BSA)11番松本孝(トライアンフ),12番横内一馬(メグロ),13番稲波孝三(BSA),14番鈴木漢治(BSA)。望月泰志のBMW,杉田和臣のノートンはこない。
 2周目、ボイヤー,田村,は1,2位と変らない。吉田のBSAと青木のメグロが接戦を展開,100mおくれて塩崎。林照一郎はピット入り。2分経て出る。2周目みんながいってしまってから杉田が通過。これは1周目だ。
 3周目,ボイヤーは田村を100mリード,その田村に100m離れて吉田、4番目はメグロの青木,10m後に塩崎のトライアンフが迫る。この周も望月泰志はこない。そして杉田和臣もこない。
 4周目、塩崎がいなくなった。
 5周目、十字の救急車が第4コーナー付近に急ぐ。ボイヤーは依然としてトップ,2位田村を200mリード,3位吉田は田村に10mと近づいた。吉田の後1kmは人影なし。
 6周目,2位に吉田が上がった。
 8周目、救急車が赤い信号を点滅させながら病院へ急ぐ。誰れがその中に乗っているのか(これは杉田和臣であると,あとで判った)
 9周目、ボイヤーに100mおくれて吉田,10mおくれて田村,それから1kmも離れてきたのは4位ではなく周遅れの鈴木,また1km離れて林。こうなるとレースはトップの3人だけでやっているようなものだ。
 10周目,アウトコースを望月と塩崎がレーサー服の上半分脱いで歩いて帰ってくる。車はどうしたのか判らない。(塩崎は杉田の落車をよけて,そのまゝ転倒,望月は第4コーナーで左フートレスト,マフラー,シリンダヘッドが接地し転倒と判明)ボイヤー,吉田、田村,3人の500ccレースは,その時照りつける太陽も焼くほどの熱戦をつづけている。この周田村が吉田をぬいてボイヤーに30mとつめよった。後続の周遅れ組は相変らず1kmも離れている。
 12周目,日本人がトップを奪った。田村だ。ボイヤー2位、3位は山岡ではない。山岡は周遅れだ。その山岡に10mおくれて吉田が本当の3位だ。
 13周目,アメリカ人がトップ。10mおくれて田村、200m後を吉田が追う。
 14周,3人の差が開く。
 15周、ボイヤー,田村を400mリード。吉田は田村の10m後。
 16周、ボイヤー,田村を400mリード,吉出は凹村の60m後,青木のメグロはエンジン不調。
 17周,ボイヤー300m田村50m吉田の順。18,19,20周とこの3人の差は大した変化なし。青木のメグロは時速30kmでピットに寄る。
 21周、ボイヤー,田村,吉田が直線の終りに消えても後続車は直線の入口に姿を現わさない。トップのボイヤーが第1コーナーの右カーブを廻わった時,やっと後続車の音がきこえ,姿を現わした。しかもそれは周遅れだ。22周、もう勝負は決まったようなものだ。ボイヤーはぬかれてもぬきかえす自信をもって,ぬかれないだけの距離と速度を保ってトップを守り,田村は2位に留まる決心をしたらしい。そうすると,吉田が田村との差をつめるかどうか,それが今後の見ものだ。
 22周,吉田と田村との差は30m,23周10m,24周20m。
 25周ゴール。ボイヤーのリードは200mと変らない。田村三夫は吉田治の5.5秒前にゴールイン。吉田の次に2周遅れの松本孝(トライアンフ)が入り,そのあとはとだえた。もち論,25周完走したのはボイヤー,田村,吉田の3人だけ。最低3周遅れで,とにかくゴールインしたもの7名は,トップ3人組にほんろうされた残酷なレースであった。BMW-RSの出橋弘干は2周目転倒し,脱落。ゴールは12時49分。
 このあと,22日と同じくサイドカーパレードと旧車1車のパレードがあった。

500cc 25周 80.1km
順位 ライダー名 車名 クラブ名 タイム 平均時速
1 F・D・ボイヤー BSA 横田MC 44.47.1 107.31
2 田村三夫 Triumph オールジャパンGP 44.58.3 106.87
3 吉田 治 BSA 東京サイクロン 45.03.7 106.65
4 山岡 恂 Triumph 神楽坂MC 1周オクレ
5 広瀬 実 BMW 横須賀ナイトス 1周オクレ
6 松本 孝 Triumph 川崎ハイスピード 2周オクレ
7 鈴木漢治 BSA レンシュポルツ 3周オクレ
R 塩崎和彦 Triumph ツーリストトロフィ
R 横内一馬 メグロ 東京レーシング
R 真橋金造 BSA 東京サイクロン
R G・ブライトン BSA 横田MC
R 出橋弘干 BMW レンシュポルツ
R 林照一郎 BSA 京都アカトンボライダース
R 青木守男 メグロ 東京レーシングライダース
R 関 瑛一 メグロ ハイスピリッツ
R 稲波孝三 BSA 比叡レーシング
R 望月泰志 BMW ハイスピリッツ
R 杉田和臣 Norton ハイスピリッツ


501cc以上クラス

25周80.1km

安良岡健(トライアンフ)初優勝
石橋保(BSA)華やかな落車


 501cc以上クラスも出場数が23名(6車不出場)なので予選なしの決勝である。23日午後1時40分スタートした。まずハ−レーのスタードバンがとび乗った。東京サイクロンの石橋正春(BSA)石井義雄(BSA)B.ボブ(トライアンフ),X.ブウズ(トライアンフ)のスタートが続く。ハイスピリッツの田中八郎(トライアンフ)は1周おくれてスタート。
 1周目,車番1番がきた。石橋正春だ。彼は石橋保の従兄弟だという。50 mおくれてB・ボブ,星雄治(トライアンフ),X・ブウズ,安良岡健(トライアンフ)石井,スタードバン,石橋保がどやどやっと直線になだれこむ。
 2周目,トップの石橋正春をX・ブウズが5mとせめている。3番の石川は10 mおくれ,安良岡ま4番手。
 3周目、石橋は逃げきり,ボブとの差を10 mにする。3番に安良岡が上り,4位争いは星と,石橋保,石井の3人でやり合う。4周目、もう周遅れがでる。
 5周目,トップ石橋正春,10 m後にボブ,100 m後に石橋保,15m後に安良岡健、あとは5mおきに星,ブウズ,井口と並ぶ。その後は500 mも開く。
 6周目,B.ボブがトップ,2番石橋正春,3番石橋保,4番石井,5番安良岡健と並ぶ。2,3,4は東京サイクロンクラブ。ブウズ左手を大きく上げてピット寄り。40秒後に再スタート。今回出場選手のうち最年長である京都モーターサイクルスポーツの橋本勇吉のトライアンフは回転が上がらず,そのスピードは遅い。
 7周目,ボブはトップを譲らず,石橋保は1位に100 mとせまり2位に上る。安良岡、石井,石橋正春,井口,星とつづく。これに400mおくれていたレンシュポルツの吉田土岐夫(BSA)はビット寄り。次の岸義信(京都アカトンボライダースBSA)は1km近く離れている。埼玉ホンダツーリングクラブの小池松(トライアンフ)は30秒のピットロス。8周目トップのボブは変らず,2位に安良岡が上り,3番に石井,4番石橋保,5番井口,6番星。
 9周目,安良岡,トップのボブに5mとつめ寄る。井口は20mおくれて3位、5mおくれて石井、石橋保と星が接戦。深井勝雄(東京サイクロンBSA)ビット寄り。
 10周目,1位から6位まで10 m間隔に一列に並んだ。トップからボブ,安良岡,井口,石井,星,石橋保200 mおくれて石橋正春。これ以下は周遅れが混ざりその差は大きい。
 12周目,直線に入ってすぐ激しいトップ争いが生じた。ボブ,井口,安良岡の3人だ。井口がボブをぬいた。安良岡はボブのすぐ後で3位,この3人の無暴な戦いにつられることなく星は50m後方でそれを観戦する。石井は星に200mおくれている。8位の石橋正春から1kmも離れているブウズは見えない敵を追い求めて,そのスピードはもうれつに速い。彼一人でレースをやっているようだ。
 13周目、第2ヘアピンにごちゃごちゃと車と人が集まった。それが直線に現われた時,安良岡がトップだ。井口が2番,3番ボブ,この3車の間は全部で5mくらいしかない。4位は周遅れのハ−レーをはさんで10 mおくれの星。深井はまたピット寄り。
 14周,井口トップ,20mおくれてボブが2位,3位安良岡、周遅れ一人はさんで4位は星。吉田,ブウズはビット寄り。
 15周,井口,ボブ,安良岡,星はひとかたまりとなる。
 16周,1位から4位まで一度に第2ヘアピンを廻わり,直線に出てくる。今度はボブはアタマだ。井口,安良岡,星の4人が,ななめの隊列を組んで,そのボブから星までの距離は5 mもない。17,18、19,20,21周とその順位は変らない。4位以下は半周も遅れている。
 22周目,井口がボブをぬき,10m差をつけた。ボブの5m後には安良岡が,そしてその30m後は星が,あとは同遅れがパラパラとつづくのみ。スタードバンはハ−レーを押して帰ってくる。脱落。第4コーナー付近の人垣がくづれ,ざわざわと動く。何か事故があったらしい。(これは石橋保が21周目の落車だとあとで判った。彼は第4コーナーではらみ,コースの外の芝生にとび出し,車が2m近くはね上り,更にライダーはそれより2mくらいも舞い上ったという。車はオイルタンクが破れたが,ライダーはOK)
 23周目,トップ3車のデッドヒートは続く。井口はすがりつくアメリカ人をふりきろうとし,ボブは井口の片足でもつかまえようとし,安良岡は2者の戦いのすきを狙い,そして3者とも,自分が先に出ようとすると同時に,相手の力を何んとか弱めようとしている。野性の獣のように凄絶なそして残忍な戦いを続けている。
 24周,ボブがきた、安良岡がきた,井口はこない。どうしたのか井口は。安良岡に300mおくれて星がそして井口がきた。彼は直線の折返しでスリップ転倒してロス。
 25周目,ゴールインした最初の人間は日本人だ。安良岡だ。5m足らずおくれてボブが入った。300mおくれて2つの車がせり合ってゴールした。星は井口をふり切って3位,井口は貴重な300mのロスのため4位になった。このあと5〜600mおくれて周遅れの岸義信がゴールイン。2時25分。安良岡の平均時速107.51km/hは350ccクラスにはおよばなかった。

501cc以上 25周 80.1km
順位 ライダー名 車名 クラブ名 タイム 平均時速
1 安良岡健 Triumph オールジャパンGP 44.42.2 107.51
2 B・ボブ Triumph AJMC 44.44.1 107.43
3 星 雄治 Triumph シェパードMC 44.52.0 107.12
4 井口 進 Triumph ハイスピリッツ 44.53.1 107.07
5 石井義雄 BSA 東京サイクロン 45.33.9 105.48
6 石橋正春 BSA 東京サイクロン 46.29.0 103.39
7 岸 義信 BSA 京都アカトンボライダース 1周オクレ
8 橋本勇吉 Triumph 京都モーターサイクルスポーツ 2周オクレ
R 石川賢一 BSA サンダーMC
R 石橋 保 BSA 東京サイクロン
R 深井勝雄 BSA 東京サイクロン
R  V・ブゥズ Triumph AJMC
R 中村宣由 BSA サンダーMC
R 吉田土岐夫 BSA レンシュポルツ
R 田中八郎 Triumph ハイスピリッツ
R 小池 松 Triumph 埼玉ホンダレーシング
R スタードバン ハーレー 横田MC


クラブ優勝は「オールジャパングランプリ」

クラブ得点表
順位 クラブ名 50cc 125cc 250cc 350cc 500cc 501cc
1 オールジャパンGP 4 4 5 13
2 ハイスピリッツ 1 5 2 8
2 東京オトキチ 4 4 8
3 船橋ホンダチャンピオン 2 5 7
3 東京サイクロン 3 3 1 7

      


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