全長×全幅×全高 3,955mm×1,788mm×845mm
エンジン種類 水冷4サイクル90゜V型12気筒DOHC
排気量 2,992cm3
最高出力 over 450HP/11,500rpm
最高速度 over 360km/h
車両重量 530kg
サスペンション(前) ダブルウィッシュボーン
上:Aアーム(リーディング)、下:Aアーム(トレーリング)
サスペンション(後) ダブルウィッシュボーン
上:Iアーム、 下:逆Aアーム、ダブルラジアスアーム
1968 / ホンダ RA301

RA300の発展モデル。'68年F-1世界GPの最終戦メキシコGPに出場。これを最後にホンダは、第1期F-1活動を休止した。(メキシコGP出場車 No.5 J.サーティーズ)
●RA301/主要諸元
シャシー
シャシー構造 フルモノコック
シャシー型式名 RA301F
ギヤボックス 5速マニュアル
サスペンション形式
 前
ダブルウイッシュボーン
上:Aアーム
下:Aアーム
サスペンション形式
 後
ダブルウイッシュボーン
上:Iアーム/ラジアスアーム
下:逆Aアーム/ラジアスアーム
ブレーキ形式
 前/後
ディスク/ディスク
タイヤ 前/後 4.75/10.30-15 6.00/12.30-15
車重 530kg
ホイールベース 2,410mm
トレッド 前/後 1,440mm/1,400mm


エンジン
タイプ名 RA301E
形式 水冷縦置きV型DOHC
Vバンク角 90度
気筒数 12
バルブ数 4/1気筒あたり
バルブ駆動 ギヤトレイン
排気量 2,993cc
ボア×ストローク 78.0×52.2
燃料供給装置 機械式燃料噴射
潤滑形式 ドライサンプ
最高出力 440ps以上


1967年後半に投入されたRA300はイタリアGPで劇的な勝利を挙げ、潜在的ポテンシャルの高さを示した。しかしそもそもは急ごしらえの、いわば暫定型マシン。1968年には、シーズンを通して一定の力を発揮できる確実な設計のもとに用意されるマシンが必要であった。こうして産まれたのがRA301である。

 シャシーは新設計で、ここでも軽量化が推し進められた。マグネシウムをふんだんに用いることで、総重量は60kg減の530kgまでスリム化されたのであった。エンジンは気筒数、バンク角など基本レイアウトは変わらないものの、シリンダーヘッドを一新。これまでのバンク外側吸気/内側排気から、一般的な内側吸気/外側排気に改められた。

 パワーは450psオーバーとなり、ようやくライバル勢に追いついたコンパクトなシャシーとあいまって、チャンピオンを充分狙えるマシンに仕上がったのである。しかしチーム体制の混乱のあおりをもろに受け、1勝さえ挙げられなかったのは予想外と言うほかない。

●エンジン形式:水冷縦置きV型DOHC
●排気量:2,993cc
●ボア×ストローク:78.0mm×52.2mm
●最高出力:440ps以上
●前タイヤ:4.75/10.30-15
●後タイヤ:6.00/12.30-15
●ホイールベース:2,410mm
●重量:530kg
RA301
 1968年(昭和43年)